学生・教職員の活躍
2019.12. 2 本学名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました
受賞者 | 髙瀬 一男先生(元 教育学部教授)、吉井 三夫先生(元 人文学部教授)、浦尾 亮一先生(元 工学部教授) |
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受賞日 | 2019/11/3 |
賞の名称 | 瑞宝中綬章 |
11月3日に令和元年秋の叙勲受章者が発令され、本学からは3名の名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。なお、12月13日に国立劇場大劇場にて伝達式が執り行われる予定です。
- 髙瀬 一男先生(元 教育学部教授)
理科教育学の研究において、教材開発、児童・生徒の自然認識・科学的概念の形成など広領域にわたって調査研究し、学会・教育界の発展に貢献しました。また、地下水学・温泉学の分野において、地下水や温泉水の化学成分や地質構造などからその起源を解明し、石炭鉱害をはじめ、水質・土壌汚染などの環境問題の解明に貢献しました。この功績が評価され瑞宝中綬章が授与されました。
- 吉井 三夫先生(元 人文学部教授)
D.H.ロレンス(1885-1930)の研究において、生命重視の考えがロレンスの基本的思想になっていることを解明したほか、ロレンスは未解決な問題を次の作品で検討するために「開かれた結末」を開拓したことを肯定的に捉える見解を示すなど、ロレンス研究の発展に貢献しました。この功績が評価され瑞宝中綬章が授与されました。
- 浦尾 亮一先生(元 工学部教授)
金属材料のプラズマ表面処理の研究において、グロー放電を利用して鉄鋼材料の窒化処理を行い、特にステンレス材料が容易に表面硬化できることを実験により証明し、更には、鉄鋼材料を主体とした金属材料の窒化硬化処理の時間短縮、低温処理を可能にすることにより、工業製品のコーティング技術の発展に貢献しました。この功績が評価され瑞宝中綬章が授与されました。