東京農工大学連合農学研究科（茨城大学配置）博士課程・迫田 翠さんが、日本土壌肥料学会の関東支部大会にて優秀ポスター賞を受賞しました。ポスターのタイトルは「微生物を接種した水稲栽培によるメタン排出低減と玄米の外観品質の向上」です。
日本土壌肥料学会は、食糧の生産に深く関係している土壌学、肥料学、植物栄養学の近代的な理論と技術体系を構築することを目的として設立された学術団体です。
迫田さんは、Azoarcus sp. KH32C株を微生物資材として使用した玄米の栽培実験に取り組み、その結果、玄米の品質向上・収量の維持だけでなく、栽培期間中のメタン排出量の低下が認められました。この結果から、温室効果ガス排出削減技術としての有用性が示唆されたということについて、本大会で報告したものです。