学生・教職員の活躍

2023.2.25 令和4年度日本陸上競技学会 学会賞を受賞

受賞者 教育学部 渡邊將司准教授
受賞日 2023/02/23
賞の名称 令和4年度 日本陸上競技学会学会賞
表彰者 日本陸上競技学会
表彰内容 令和3年度に学会誌に掲載された論文の中から選出される賞です。渡邊將司准教授(教育学部)が投稿した「中学・高校における混成競技の因子構造とパフォーマンス分析」が評価されて受賞に至りました。
コメント  陸上競技には、1名の選手が複数種目を行って総合得点を競う混成競技があります。成人は、男子が十種競技、女子が七種競技に出場しますが、日本では、中学生対象に四種競技(男女とも)、高校生対象に男子で八種競技、女子で七種競技が実施されます。しかし、中学・高校の混成競技の研究は非常に乏しい状態で、どのような特徴があるのか、そしてどのような選手が高得点を獲得しているのかが不明でした。
 今回の研究で、混成競技とはいえ走・跳・投能力が求められる種目がバランスよく配置されているわけではなく、走能力に偏っていることが明らかになりました。しかし、高得点を獲得する選手は、走能力だけでなく、跳・投能力も高いことも明らかとなり、バランスよく向上を目指すことが重要であることを示しました。
 混成競技は、"King of athletes" ,"Queen of athletes"と呼ばれています。ヨーロッパでは人気がありますが、日本では取り組む選手も少ないのが現状です。この研究結果が競技人口拡大や競技力向上につながってくれたら幸いです。
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