学生・教職員の活躍

2023.8.30 日本地学教育学会 優秀論文賞を受賞

日本地学教育学会優秀論文賞の表彰状を授与される永沢亜矢子さん

受賞者 永沢亜矢子さん(茨城大学教育学部卒業生・茨城県小学校教員)/ 教育学部 伊藤 孝 教授
受賞日 2023/08/24
賞の名称 日本地学教育学会 優秀論文賞
表彰者 日本地学教育学会
表彰内容 2023年8月24日に滋賀大学教育学部で開催された日本地学教育学会第77回全国大会(滋賀・大津大会)にて、日本地学教育学会優秀論文賞を受賞いたしました。受賞対象論文は、永沢亜矢子・伊藤 孝『月の見え方を捉えるための「二つ折り月と太陽モデル」の開発と単元構成の工夫』(2023、地学教育、第75巻、第3号、83-100頁)です。本論文は、小学校・中学校の理科において、児童・生徒にとって理解が困難とされる月の満ち欠けに関する授業において活用可能な新しい教材・教育法を提案したものです。同学会発行の査読誌『地学教育』では第75巻として全15本の論文が発表されていますが、優秀論文賞はうち一件に与えられました。
コメント 2023年度日本地学教育学会優秀論文賞を受賞でき、大変光栄に思っております。筆頭著者の永沢亜矢子さんは、茨城県の現職小学校教員です。令和元年度に茨城県教育委員会から派遣された委託生の一人として、約三ヶ月間、茨城大学教育学部の理科教育教室で研鑽を積まれました。今回受賞した論文は、その研修以来続く共同研究の成果です。そういう意味では、茨城県教育委員会と茨城大学間の共同事業の一つの果実としてみなすことができると思います。永沢先生に限らず、学校現場には、永年の教育経験をもち、それに理論的な裏付けを付けたいと希望される、研鑽を積まれる機会を待つ先生方がたくさんおられます。今後とも本事業の継続を強く希望致します。
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