受賞者 | 教育学部附属中学校 諸岡史哉教諭(理科担当) |
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受賞日 | 2025/03/27 |
賞の名称 | 日本理科教育学会オンライン全国大会 発表賞 |
表彰者 | 日本理科教育学会 |
表彰内容 | 日本理科教育学会オンライン全国大会にて「中学校理科の気象分野における生成AIを用いた授業実践 -問いの生成や仮説設定に着目して-」の研究及び発表内容が高く評価された。学習における探究の過程の入り口としての「問いの生成」や「仮説の表現」は学習者にとって困難である場合が多く、効果的な指導法に関する知見も少ない。本研究では、理科授業における仮説設定場面で生成AIを支援的に導入することにより、学習者の仮説設定のハードルを下げ、より質の高い仮説の表現を促すことができた。 |
コメント | 探究の過程において、最も重要なのは科学的探究が可能な問いの生成や仮説の表現だといわれています。正しい「問い」により、見通しをもったクリアな探究が駆動されていくと考えています。この科学のプロセスの一端を子供たちが体感して、その楽しさ、深み、科学をすることの醍醐味を知ってほしいと思います。今後も理科教育を中心にして、関連のトピックについて研究を進めたいです。 |

本研究の授業実践で設定した3つの生成AI(ChatGPTで生成)
これら3つの生成AIを生徒端末(iPad)からアクセスできるようにし、学習者が自分のペース(仮説設定、実験計画、考察評価)に合わせて選択・利用できるようにした。仮説設定の場面において、グループのメンバーや生成AIと対話を経て、質の高い仮説を表現することができた。
これら3つの生成AIを生徒端末(iPad)からアクセスできるようにし、学習者が自分のペース(仮説設定、実験計画、考察評価)に合わせて選択・利用できるようにした。仮説設定の場面において、グループのメンバーや生成AIと対話を経て、質の高い仮説を表現することができた。